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第4回: Cinematic

家から出られないほどの大雨が降っているのでブログを書きます。ス↑マホに緊急警報が届きまくって怖いです。

今回は前回に引き続き、Flowについてです。

登場してもらうのは、私が思う最強のFlow Master、seasonzくんです。

www.youtube.com

彼のEditで特徴的なのは、今回の記事のタイトルでもあるCinematicです。

このブログを見てくれている方はCoD系Editorが多そうなので「Cinematic」と書いていますが、出身ゲームによって呼び方が違うようです。

CoD出身者: cinematic

CS系出身者: smooth

SuddenAttack出身者: 三人称視点

私は言わずもがな、SA出身Editorなので普段は「cinematic」のことを「三人称視点」と呼んでいます。見栄を張りたいときや、外国人と話すときはsmoothと言います。

話を戻しまして、seasonzの動画で見てもらいたいのが二つあります。一つ目が、「xploder」です。

www.youtube.com

共感していただけるとうれしいのですが、三人称視点が独特です。

0:42~0:50なんて特にやばすぎます。

経験のある方もいるかもしれませんが、高速で三人称視点を連続させるシーンというのは、Flowに支障をきたす場合が多いです。私も一番新しい動画を作る際にかなり苦労したところでもあります。

FIGHT - YouTube

テンポが速い動画ほど、ハイレベルなFlowが要求されるのだと最近気づきました。テンポは速いのにFlowがひどいと、前回の記事で貼った私の動画のようになってしまいます。気をつけましょう。

見てもらいたい動画二つ目は「Dirt Dogs」の前半part。

www.youtube.com

この動画はもう何回見たのかわかりません。

0:13~0:40まで全てが繋がっているような感覚を覚えます。

独特な三人称視点が前作よりさらに洗練されて、彼のEditの根幹を成しています。

これを見るまで、三人称視点がここまでFlowに影響を与えるとは思っていませんでした。ですが三人称視点は間違いなくFlowのコアです。

前回の記事で、Flowにはpan/cropだなんだと言いましたが、一番大切なのは三人称視点でありCinematicです。EditはCinematicが9割なのです。

自分自身、この考え方を持ってからはかなりEditの質が変わったような気がしています。事実、「PSI-missing」以降の動画にはFlowだったりsmoothに関するコメントが増えました。見てくれる方みんな敏感でびっくりしたほどです。

PSI-missing - YouTube

PSI-missingでは三人称視点がまだ少しぎこちない感じですが、FIGHTではそれがようやく自分のものになった感があります。

さて、ここまで感覚的なことばかり書いてきましたが、具体的にFlowをよくするテクニックを紹介しようと思います。例によって全て検証済みです。

1、先にフラグシーンを全て配置してsyncを終わらせ、それからCinematicを入れるという編集方法をやめる。

2、動きのある長いcinematicを撮る。

3、シーン毎のつなぎの動きを揃える。

4、cinematicを妥協しない。

5、Cinematic単体でかっこよくても意味がない。

ひとつひとつ解説します。

1、「先にフラグシーンを全て配置してsyncを終わらせ、それからCinematicを入れるという編集方法をやめる。」かなりの人が行っているであろう編集の進め方だと思います。私もPSI-missingより前の動画はそのように作っていました。

この方法の良い点は、制作が楽。制作が進みやすい。この2点ぐらいでしょうか。

Editorあるあるとして、動画制作がひと段落してお布団に入り、朝(昼)起きてから前日に作ったものを一通り再生してみると、「思っていたものと全然違うじゃないか!」となった経験があると思います。こうなったときのモチベの下がり具合は尋常ではありませんが、これの原因は1の方法です。

ではどうするのかいうと、タイムラインに沿って作ることを薦めます。これを行うことによって、自身の感覚と実際の作品とのズレは減るはずです。ことFlowにおいて、少しのズレが最終的な出来に大きく影響します。

ですがオープニングだけは後回しにしていいと思います。オープニングを飛ばさずに編集しようと思うと一生完成しません。

2、「動きのある長いcinematicを撮る。」こ↑こ↓でいう「動き」というのはカメラの動きのことです。私以外の方が普段どれくらいのカメラを設置してcinematicを撮っているのかわかりませんが、少なくとも5個以上は設置したほうがいいと思います。3での話とも関連するのですが、動きがあったほうがいいです。

3、「シーン毎のつなぎの動きを揃える」というのはどういうことかと申しますと、カメラが右を向くなかでcinematicが終わったとすると、次のcinematicはカメラが左から右へと入ってくるのがいいということです。カメラが奥へ向かいながらcinematicが終わったとすると、次は手前から奥に向かいながら始まるcinematicがいいということです。文字にするのが難しいですが、seasonzのDirt Dogsを100回見ていただければわかると思います。あの動画はFlowの教科書です。

4、「Cinematicを妥協しない」単なる根性論です。いいcinematicを撮るには何度もトライする必要があるのは言うまでもありません。seasonzに話を訊くと、彼はだいたい1つにつき5回、多くて15回は撮り直すそうです。

5、「Cinematic単体でかっこよくても意味がない。」私の動画がいい例です。

Centuries - YouTube

この動画は、なんとなくcinematic単体で見るとかっこいい感じはあるのですが、 それがFlowに影響していません。Flowのことを考えて撮影していないから当然ではありますが、まさに「bad flow :(」であります。

かっこいいcinematicを撮るのはもちろん大切なのですが、Flowのことも考えてカメラを設置してみましょう。

 

いろいろ書きましたが、めんどくさいだけのcinematic撮影が少しは楽しいものになることを願っています。

ではまた次回(y)