第2回: Sync

今回はこのブログのタイトルにもある「Sync」について書きます。

「Sync」に限ったことではありませんが、いわゆる「Edit用語」みたいなものは個人個人で認識が微妙に異なっていたりすることが多いので、私なりに一度定義づけをしておきます。

syncとは、「同期する」という意味の英語で、名詞形はsynchro。

私の思うEditにおけるSyncは、「音ハメ」+「Velocity work」のことです。

普通ですね。

Youtubeのコメント欄で、「good sync!」と書かれていた場合は音ハメを意味しますし、Twitterやなんかで「sync終わりました!」と言っている人は、音ハメとVelocity workが終わった報告をしているのでしょう。

その「Sync」について書こうと考えたときに、困ったことが1つありました。

というのも、Syncは個人の感覚によって変わり、使用する曲にも大きく依存します。

まったりした曲での編集を好む人と、私のように早いテンポの曲で編集するのを好む人では、Syncの感覚に違いがあるはずです。Editにおいて曲というのは大きな意味を持ちます。Editは選曲が9割なのです。

そこで今回は、まったり系の曲でも激しい曲でも、曲とのシンクロ率を少しでも上げるテクニック(?)を紹介しようと思います。

1、選曲段階でシーンが想像できるものを選ぶ。

2、曲を切り取ったら、シーンを想像しながら何回も聴く。

3、実際に銃声なりを配置してみて、シーンを想像しながら何回も聴く。

4、1~3を行う際に、頭を振ったり、「ブーン、ドカーン、ダダダダダーン」と声に出してみたり、指揮者のように手を振ってみたりする。

特別なことは言っていませんが、ひとつひとつ解説していきます。

まずは1番。

選曲の段階でシーンが想像できないものは、大抵うまくいかずに挫折するので、さっさと別の曲を探したほうが賢明です。

次に2番。

「何回も聴く」というのがミソです。この段階で何回も聴けないような曲はどうせ挫折しますから、さっさとゴミ箱に捨てて別の曲を探すのがよいでしょう。

そして3番。

私は先に銃声を入れてみる派です。「これだ!」と思ったものでも、編集が進んでいくうちに、最初に配置したものから変わっていくことはよくあります。ですがやはり銃声を先に入れたほうが想像もしやすいし、Velocity Workも捗ると思います。

最後に4番。

これは、漫画「バクマン。」の新妻エイジも行っていたので間違いないはずです。

 

以上です。大したことは言っていませんので、これらが役に立たない方もおられるかもしれません。そんな方はTwitterで「全部もうやってるよ!」とリプライをください。「だからどうした」と返させていただきます。

ちなみに最近は、テレビを見ながら適当に作っているので、みなさんも考えすぎずに楽しくEditしたらいいと思います。

ではまた次回(y)